Windows でアプリケーションを「サービス」として登録しておくと、PC の起動と同時に自動で立ち上げたり、ユーザーがログオンしていない状態でもバックグラウンドで常駐させたりできます。ここでは Service Control Manager(sc.exe)を使い、サービスを作成するときと削除するときの手順、そして運用上の注意点をまとめました。
目次
サービスの作成
管理者権限で PowerShell か cmd.exe を開き、次のように入力します。
sc create MyService binPath= "\"C:\path\to\your.exe\" arg1 arg2" start= auto
- MyService はサービス名(半角英数字で一意に付ける)
- binPath= には実行ファイルのフルパスを指定し、引数を渡したいときは全体をダブルクォーテーションで囲む
- start= auto は自動起動。必要に応じて
demand
(手動)やdisabled
(無効)にもできる
サービスの削除
まず、サービスを停止します。
sc delete MyService
サービスを削除する場合は、以下のコマンドを管理者権限のコマンドプロンプトで実行してください。
sc delete MyService
コマンドを実行しても、サービス一覧からすぐに名前が消えないことがあります。実体はレジストリにあるため、OS を再起動すると完全に反映されます。