Stable Diffusionについて
Stable Diffusionは画像生成AIモデルです.ほとんどの場合,WebUIを用いて利用されます.
Stable Diffusionを利用したWebUIは下記のようなものがあります.
WebUIの中ではAUTOMATIC1111が圧倒的に有名です.
下記はGoogleトレンドの結果です.
WindowsにStable Diffusion(AUTOMATIC1111)をインストールする方法について下記記事を作成しています.
Windowsで使う場合は一時的であり,それなりのリソースを持っている方であればLinuxのサーバ機を作成したりするでしょう.
Linuxの場合はDockerを使用するのが簡単ですので,この記事ではDocker上でAUTOMATICf1111を動作させる方法について記載します.
Docker版は依存関係がすべてコンテナ内で完結するので,管理が非常に用意です.
Dockerのインストール
Dockerをインストールしていない場合は,まずはDockerをインストールします.
通常のDockerのインストールは公式サイトよりご確認ください.
Rootless Dockerは下記記事です.
Docker版Stable Diffusionのインストールと実行
AUTOMATIC1111自体は非常に使いやすいため,自分でDockerイメージを作成してもよいのですが,すでに先人によりDockerでStableDiffusionに対応しているものが作成されているため,これを使用させて頂きます.
https://github.com/AbdBarho/stable-diffusion-webui-docker
インストール
cd /path/to/install
git clone https://github.com/AbdBarho/stable-diffusion-webui-docker
cd stable-diffusion-webui-docker
下記コマンドで,必要なファイルやモデルをインストールし,整合性チェックを行います.
docker compose --profile download up --build
実行
初回起動には15分から1時間ほどがかかります.次回からはキャッシュされているため高速で起動できます.
docker compose --profile auto up --build -d
使い方
コンテナが立ち上がったら,ブラウザで起動したマシンのIPとポート番号7860でアクセスすると下記のようなページが表示されます.
モデルやデータの保存場所
生成後の画像やモデル等は下記のようにマウントされています.
path | 内容 |
---|---|
stable-diffusion-webui-docker/output | 出力画像の保存先 |
stable-diffusion-webui-docker/data | モデルやモジュール用のディレクトリ |
動作確認は以前の記事の内容と重複するため,下記記事をご覧ください.
まとめ
Dockerを用いたStable diffusion(AUTOMATIC1111)のインストール手順を紹介しました.
Dockerを用いることでインストールや管理が非常に容易になります.