この記事では,AWSのEC2に外部ストレージとしてEFSをマウントする手順を記載しています.
目次
前提
検証環境は,Ubuntu 22.04 Serverです.他のディストリビューションでもほぼ同じ手順でマウントできます.
EC2を作成
適当なEC2を作成します.
EFSの作成
下記のようにEFSを適当に作成します.
https://console.aws.amazon.com/efs
EFSをマウント
ツールのインストール
今回はEFSマウントヘルパーを利用するため,ツールをインストールします.
- Ubuntu(Debian系)
apt-get update
apt-get -y install git binutils rustc cargo pkg-config libssl-dev
git clone https://github.com/aws/efs-utils
cd efs-utils
./build-deb.sh
apt-get -y install ./build/amazon-efs-utils*deb
その他のディストリビューションのインストール方法はこちら.
下記コマンドが発見できればインストール成功です.
which mount.efs
/usr/sbin/mount.efs
マウント
ファイルシステム > アタッチからコマンドを確認します.
「DNS経由でマウント」に記述されているコマンドをもとに下記のようなコマンドを実行します.
mount -t efs -o tls fs-xxx:/ /path/to/mount
下記のようにマウントに成功したかどうかを確かめます.
df -h
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/root 248G 8.6G 240G 4% /
tmpfs 2.0G 0 2.0G 0% /dev/shm
tmpfs 781M 976K 780M 1% /run
tmpfs 5.0M 0 5.0M 0% /run/lock
/dev/xvda15 105M 6.1M 99M 6% /boot/efi
tmpfs 391M 4.0K 391M 1% /run/user/1000
127.0.0.1:/ 8.0E 193G 8.0E 1% /mnt/efs
VPC(セキュリティグループ)が異なる場合,接続できないので注意が必要です.
fstabの設定
再起動時に自動マウントを行うためにfstabを設定します.
/etc/fstab
fs-xxx:/ /path/to/mount efs _netdev,tls 0 0
以上で,EC2へのEFSのマウントは完了です.